
「新築マンションは高くて手が出ない」「都心で駅近の物件を探しているけれど、選択肢が少ない」──
そんな方に注目していただきたいのが、中古マンションという選択肢です。
今回は、中古マンション購入のメリットとデメリットを整理し、失敗しない選び方までを徹底解説します。
1. 新築 vs 中古:価格・資産価値・住環境の違い

まず、新築マンションと中古マンションの違いを簡単に整理しましょう。
- 価格:一般的に中古マンションは新築より2~3割安いことが多く、同じエリアでも手が届きやすい傾向があります。
- 資産価値:新築は購入直後に価格が下がる、いわゆる「新築プレミアム」がある一方で、中古は価格が安定しているケースが多く、将来的な売却リスクが比較的低めです。
- 住環境:中古の方が「実際の街の様子」「周辺施設の充実度」が明確に確認できるのも大きなポイントです。
2. 中古マンションのメリット

■ 価格が抑えられる
新築と比べて安価なため、同じ予算でより広い物件や駅近など立地の良いエリアを選びやすくなります。
■ 希望エリアの選択肢が多い
すでに成熟した住宅地や都心エリアでも物件数が豊富。リノベーション済みの物件も多く、即入居可能な場合も。
■ 実物を見て判断できる
建物や周囲の様子、日当たりや眺望、管理状況など、実際に確認しながら検討できるのは中古ならではのメリットです。
3. デメリットとその対策

■ 修繕や老朽化のリスク
築年数によっては大規模修繕の予定が近いことも。
事前に「修繕積立金」「管理組合の運営状況」などを確認することが重要です。
■ ローン審査が通りづらいケースも
築年数が古すぎると、住宅ローンの借入期間や審査が不利になる可能性があります。
フラット35など中古対応のローン商品を活用するのも手です。
■ 設備や間取りが古い可能性
リフォームやリノベーションを前提に検討すると、理想の住まいを実現しやすくなります。
4. 中古物件選びで見るべきチェックポイント

- 建物の築年数と構造(RC造・SRC造など)
- 管理会社や管理組合の管理状態
(月々の管理費・修繕積立金の金額と妥当性) - 修繕履歴と今後の予定
- 周辺環境の利便性・治安・将来性
- 住宅ローンを利用できる条件を満たしているかどうか
当たり前ではありますが、その他にも内装・配管・日当たりなども、実際の暮らしを想像しながらチェエクしておくとよいでしょう。
5. まとめ:中古マンションは「目利き」がカギ!

中古マンションは、コストを抑えながら立地や広さにこだわりたい人にとって非常に魅力的な選択肢です。
しかし、物件ごとの状態や管理体制にはどうしても差があるため、「目利き」が成功のカギとなります。
不動産会社や専門家のアドバイスを活用しながら、自分にとって最適な住まいを見つけていきましょう!